ゴールデンウィーク終了!
世間のゴールデンウィークが終わった。
とはいえ、掛け持ちアルバイターにゴールデンウィークなんてものは無い。
むしろゴールデンウィークのほうが忙しいくらいだ。
その中の数少ない休み。その休みは塗料のニオイに塗れた日になった。
唯一の休日の過ごし方
僕のGW休みはバイク友達に捧げる形になった。
本当はツーリングに行く予定だったのだけど、友人が昼から酒を飲みたいとのことで断念。ガレージで缶ビールを飲みながらバイクのカスタムをするという、インドアなんだかアウトドアなんだかわからない過ごし方をすることになったからだ。
まあそれはそれで良さがあったのは否めない。
あれ?ない?
昔から付き合いのある友人だ。初めてコイツとバイクのカスタムをしたのはもう6年前くらいになると思う。
あの時にやったのもペイント作業だった。
その思い出のバイクが無くなっていた。
「あれ?あのゼファーどうした?」
と聞いたら
「売った」
って。あまりにも呆気なく言うので笑ってしまった。
まあ確かに、もう6年も経っている。
はじめてのペイント
バイクのカスタムと一口に言っても、その内容は様々ある。
パーツ交換をするにしたって、機能性を求めてだったり、見た目をかっこよくするためだったり、走るフィールドに合わせてだったり。
昔、僕と友人がしたのは、完全に見た目のためだけのものだった。
バイクのボディに塗装を施して、見た目を良くする。
ペイントという作業だ。
作業はだいたいこんな感じで進めていった。
薬や塗料のニオイはキツイし、汚れるしで正直めちゃくちゃ大変だった。
けど、終わったときの達成感はすごかった。
正直なところ、僕はペイント反対派だった。
だってもともとのデザインでかっこいいじゃないか。
と、思ってたんだけど、あの時からちょっとイメージが変わったかもしれない。
まあまだ自分で積極的にやろうって気にはなれないけど。
達成感はすごくても、当時の僕らの技術だからあんまり出来はよくなかったように思う。
今回スイスイと作業を進めていき、あっという間に終わった友人の塗装作業とその完成品を見て、昔やったペイントのひどさに思いが至った。
あの時は確かこういうペイントをやった。
まあ、遠くから見たらこれと遜色ない感じには塗れてたと思うけど。
果たしてあれで売れたんだろうか?
ここのランキングの9位にゼファーXが入ってるけど、確かに「カスタムペイントをプラス評価」って書いてある。とはいえ、それってプロが手掛けないとダメなんじゃないかな……。
とはいえ、実際買い取ってもらえたのだから、バイヤーさんが優しかったのだと思う(笑)
実際、ペイントに限らずカスタムバイクっていうのは安く見積もられがちだと聞く。
カワサキゼファー400カスタム買取│カスタムバイク買取|バイク買取バイクワン
これはゼファー400だけど、これだけゴリゴリにカスタムしててこの買取価格で買ってくれるところはなかなかないんじゃないだろうか。
ここがカスタムバイクの買取に力を入れてくれているお店だというのもあるかもしれない。
上手くなってしまう寂しさ
本当に友人のペイントのテクニックが上がっていて驚いた。
あの頃も酒を飲みながらやっていたけど、あーでもないこーでもないと話し合いながら、ヘッポコな技術で頑張って、ようやくできたものもガタガタだった。
だけど、今回は感心しきりだった気がする。
それはいいことなんだろうけど、少し寂しさもあった。
なんだかこう言ってしまうと陳腐だけど、みんな大人になってしまう寂しさ、みたいなものを感じた気がする。
今あのころのゼファーをペイントして売りに出したら、あの頃より高く買い取ってもらえるんだろうか。
思い出はプライスレスっていうのは、その通りかもしれないな。