フリバイカ日誌

フリーターでバイク乗りの些末な日常です

接客ができない

これまで色々なバイトを経験してきた。

ただ、その中でも接客業というのはあまりやってこなかった気がする。

今までやってきたバイトの100倍くらいはアルバイトの募集を見てきているはずだけど、やっぱり接客の仕事というのは多い。だいたい半分くらいが何かしらの接客を含む仕事だったんじゃないかと思う。

 

世界がお金で回っている以上、何かを売る仕事というのは無数にあるだろう。

実際、それだけを専門にしているバイト求人サイトもあるくらいだ。


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世の中にはこれほどたくさんの接客の仕事があるのに、ほとんどやってこなかったのは、僕に接客の適性がなかったからだと思っている。

 

人が苦手というわけでもないし、初対面の人とだって喋れる。

喋れるのだけど、どうも距離感を間違えてしまっているらしい。

あと、言っていいことと悪いことの判断が苦手なのだ。

 

たとえば自分で服を買いに行くとき、必要以上に話しかけてきて「うざいな~」と思わせてくる店員がいないだろうか?

……あれが僕だ。

いや、それよりもタチが悪い。

 

たとえば、服屋で働いているとして、お客様が試着をするとしよう。

袖の丈が微妙に長い。

その時なんと言うだろうか?

僕はそういう時、

「もう少し腕が長ければよかったんですけどね~」

と言ってしまう。冷静に考えてみると最悪だ。

ただ、その場だとどうしても、一旦冷静に考えるということができない。

喋らなきゃ、喋らなきゃと焦ってしまう。

そんなだから、一瞬だけやってた接客のアルバイトもほとんどクビになるような形でやめてしまった。

 

 あまり喋らない接客というのもある。

書店員とか。あとは高級志向のアパレルとか。

そういうところだったら「喋らなきゃ」の呪縛から逃れられるわけで、僕にもできるのかなと思う。